■東成瀬村の滝

■合居沢源流部(2001.5.6)

　 天正の滝の上流の合居大谷には１９９９．７．２０にすでにトライし、７０ｍ級の滝２つの撮影は終わっているが、今回はさらにこの滝の 最上流部へ行ってみたいとの思いからあえて視界の効く残雪時に決行することにする。
国道３４２号線は東成瀬村で栗駒山方面と国 道３９７号線岩手県水沢方面に分かれるので左の水沢方面へと進む。
ジュネス栗駒スキー場を通過し、さらに国道を進んで行くと大森 山トンネルがあるのでそこに駐車し、左の稜線を目指す。
笹の生い茂る残雪の上を稜線上に出ると反対側は崖になっており岩手県の胆沢川の源流部がよく見渡せる。
平坦な稜線上をしばら く歩き、大森山山頂に近づくにつれて登りは少し急になる。
この山頂までは約２時間１０分の行程であるが、頂上からは三界山、焼石 岳、三界山に源を発する合居大谷の全容が見渡せる。
またここからは右の稜線から合居大谷に流れ込む６０ｍもあろうと思われる滝 や最源流部の滝などもすでに視界に捉えることができる。
しばらく遠くに広がる栗駒、虎毛山、三界山、焼石岳などの山並みを堪能したあとさらに最上流部の滝を目指し歩を進める。
山頂から の急斜面を下り、またなだらかな稜線上を進んで行くと三界山の麓に到着するが、ここから左に折れブナ林の中を通り下の沢を目指す。
１０分ぐらい林の中を下って行くと崩れ落ちた断崖の奥に２段２条の滝が突然姿を現す。落差こそあまりないが雪崩で埋まった沢の最 上流部に超然と構える様は威圧的ですらある。大森山の山頂からここまでは約１時間の行程である。