■仙北市の滝

■西木町堀内沢黒滝(2004.5.2)　

この沢は、昨年から行こうと思っていてなかなか行けない沢で、今回は、意を決して行くことにしました。
国道１０５号線を西く村から阿仁町の方へと向かう途中、大仏岳登山道の標識がありますので、そこを左折します。
堀内沢に沿って上流へ進んで行くと５ｋｍほどで道路は雪で行き止まりになっており、そこからは歩いて進みます。
約２０分ぐらい行くと川は道路から離れ上の方に続く場所がありますので、ここからは川に沿って進みます。
歩いて行くとすぐ堰堤があり、この堰堤を越えてさらに進んで行きます。
杉林の中を進み約４０分ぐらいすると上流対岸に「黒滝」が見えてきます。
名前の通り黒い岩肌を持つ２０ｍぐらいの二段になった滝です。
しばらく滝の写真を撮り、最後に滝をバックに妻が写真を写してくれるというので、滝の前に立ちポーズをとっているその時である。
妻の後ろ５ｍぐらいのところに突然熊が現れる。
とっさに「おー」と大声で叫び、「熊だ」というと妻はびっくりして走ってくる。
走ると熊は犬と同じく追ってくる習性があると言われているが、熊の方もまた驚いたのか下流へ向かって一目散に逃げ出す。
今回熊に会うのは１０回目であるが、こんなに近くで会うのははじめてである。
大声を出して逃れたのは今回で３回目である。
友人は、熊が立ちあがっても目を見て絶対動かないでやり過ごすと言っていたが、これも一つの方法のようである。
また、熊に会わないためには、やはり鈴など音の出るものは必ず持っていくことも必要である。
滝まで約１時間