■秋田県内の山

■甲山(2003.7.25)

　 真木渓谷の七瀬沢林道までは前回載せてあるが、 甲山、薬師岳方面へはこの林道を右折しないで直 進すると行ける。
今回は朝早く出たせいもあって薬師岳登山道入り口 に駐車することが出来た。
ここの駐車場のところに甘露水という水場があり、こ の水は冷たくソフトな水である。
ここで薬師岳から和賀岳へ向かう組と甲山から薬師岳 へ向かう組に分かれる。
甲山へは川に沿ってさらに直進する。
登山道は２回川と交差するが、ここには丸太の橋が架かっている。
ただ滑りやすいので注意が必要である。
しばらくは緩い上りで約４５分ぐらい行くとすずみ長 根口という標注がある。
この標注を左に曲がり約１５分ぐらい行くとここから急な登りとなりさら に３０分ぐらい進むと登山道は２つに分かれるので真っ直ぐ進む。
少し行くとだんだん視界が開け、約３０分で甲山、大甲山分岐に到着 する。
先ず左の甲山を目指す。標注には０．３ｋｍの表示が あり急斜面の端を進んでいく。
１０分ぐらいで頂上につくが山が動いているような気が し、早々に引き上げる。
また分岐まで戻りはるか薬師岳に向かって下って行く。
下ってすぐ左の斜面をみるとハクサンフウロの群落が 目に飛び込む。
鳥海山にもあるがこのような群落は初めてである。
湿地を過ぎ今度は登りとなり約４０分やっと最初のピー ク、１、１０８ｍ大甲山の頂上である。
頂上からは、鳥海山、和賀岳、岩手方面の山々が眺望でき、下には 広大な仙北平野が一望できる。今日はもやもやしたガスもなく視界が すごく良好である。
残念なのは鳥海山の上にかかった雲がなかなか晴れず裾野しか見えないことである。
１時間ぐらいも休み今度は薬師岳に向かってゆっくりと下っていく。
約１時間で薬師岳登山道との分岐に着くが、この間、右の沢、小鷲倉沢に２つの滝が見える。さらに登って行き薬師岳登山道分岐の左下にミネ ウスユキソウがまとまって咲いている。
甲山登山道の方では登山者は１人しか会わなかったが薬師岳、和賀岳へはかなりの人が続いている。
頂上に着き祠に手を合わせお花畑、薬師平に向かう。
ここは今、トウゲブキが満開である。
お花畑をゆっくり鑑賞しいよいよ薬師岳を後にする。
約１時間半やっと登り口である甘露水に到着する。
全行程　約７時間