秋田の山

今日は夏休みを取り鳥海湖と鳥海山日の出の写真を撮りに行くことにする。

仕事を終え家に帰り準備をし６時半に家を出る。
途中、本荘市で夕ご飯を食べ少々の酒を積み鉾立の駐車場へと向かう。
象潟町に入ると運良く花火大会が開かれており走る途中車から見物するこ
とにする。

駐車場に９時頃着き水割りをチビリチビリとやりながら満天の星空を堪能する。

ウトウトしながら、１時寝不足の目を擦りながら準備にかかる。

そして１時半懐中電灯で暗い登山道を照らし登っていく。

外気が冷たいせいか順調で１時間４０分ぐらいで御浜に到着する。

時々ガスがかかるがまずまずの天気である。

今日は最初から鳥海湖と鳥海山の頂上を撮ろうと決めていたので山形県へ抜ける長坂道の方へと移動する。

しかしなかなか良いアングルがなく長坂道から少し湖の方へ降りたところから日の出を待つ。

空は次第に明るくなり山容が浮かび上がってくるが頂上は相変わらず
ガスの中である。

陽光はいよいよ強くなり沸き上がる雲は燃えているような様相を呈して
くる。

夢中でシャッターを押そうと試みるがシャッターが切れない。
またしても電池切れである。

自分の準備の悪さを呪いしぶしぶデジカメで何枚かを撮る。

陽はいよいよ高くなり稲倉岳を照らす光線は青々とした草原をも照らし
キラキラと輝く様は清々しさを増す。

そして７時下山を開始する。

途中、何人もの登山客と会いその度に「泊まったんですか」と聞かれ
その度に「夜登りました」と言うと一様にびっくりされる。

今回は頂上こそ撮れなかったが燃えるような雲を撮ったことが収穫であ
った。