秋田の滝

今年初めてのキャンプである。
当初の計画では去年エライ目に遭った大深沢
上流部、八幡平から仮戸沢に下り、三ツ又に１
泊、さらに下りヤセノ沢に１泊、下流の見張り小
屋に出る予定であったがこの暑さを考慮し急遽
大深沢見張り小屋の傍にテントを張ることにす
る。

企業局の管理用道路を下り吊り橋を渡ると見張
り小屋である。

キャンプ道具を置き、先ず、最初にソヤノ沢まで
遡ることにする。

管理用道路をさらに進み、伝左エ門沢との合流
点を右へ。

急な登りを少し行くと間もなく大きな取水ダムが
見えてくるのでそこを越すとダムの上流に到着
する。

ダムの上流は枯れ木の立つ広々とした場所で
さらに上流へ進むと流れと岩が整然と配置され
た源流域の様相を帯びてくる。

そして最初は広々とした川幅もソヤノ沢入り口
付近になると狭くなり本流上流を少し遡ると大
深沢遡航最初の難関がある。

今回はこの難関手前にあるソヤノ沢を遡ること
にする。

見張り小屋からここまでは約４０分の距離である。

沢の水の流れは細くあまり期待はできないが沢
を埋め尽くすゴーロを少しずつ上り詰めて行く。

登ること約３０分、２段１０ｍぐらいの滝が現れる。

水量はやはり少なくここで引き返すことにする。

テントに戻り、またビール、焼酎、日本酒、ウイ
スキーと多彩な酒で宴会が始まる。

朝５時、飲み過ぎのお腹に雑炊を詰め込み今
日は下流の沢へと向かう。

３０分ぐらい広い川原を下り左の支流へ。

入り口に３ｍぐらいの滝があり、そこを登り上流
へと進む。

登って間もなく左の斜面にいきなり１００ｍを超
すようなスラブが現れる。

水が少なく滝としては物足りないが上まで続く
岩盤に圧倒される。

そこからまた１５分ぐらい登ると正面にまた雄
大なスラブが現れる。ここも水が少なく滝とし
てはやはり物足りない。