秋田の滝

秋田市から国道１３号線を南下し、和田駅の信号
で左折、しばらく走り右折し中央広域農道へ乗る
と岩見三内はすぐである。

農道から左折し岩見三内の中を走り岩見ダムへ
と向かう。

ダムを越えたところでまた子熊に出会う。

「ぬいぐるみ」みたいなかわいい姿で車の前を横
切ったが傍には親熊が必ずいるので要注意であ
る。

ダムを過ぎ川の側にあるキャンプ場のところから
橋を渡り左に入っていくと井出舞沢である。

昔は白子森登山道まで林道が通じていたが今は
４ｋｍも走ると行き止まりになる。

そこから歩いて上流へと進むが斜面が急でさらに
高く足がすくむような場所が何カ所かある。

西荒沢を左に見てそこを過ぎ車から約４０分ぐらい
歩くと目的の沢への入り口になる。

狭く急な山道を下の川まで降りて川の合流点から
正面の沢に向かう。

約２０分で１つ目の分岐点に着くが帰りにこの分岐
点まで大きく回って降りる予定である。

先ず最初は左の沢へと登って行き約１５分もすると
左右に滝が現れる。

右の滝は落差のある大きな滝で下まで入れると６０
ｍもあると思われる。

この上にも滝があるがこれは左の滝の上から大きく
巻いて出ることにする。

左の滝は落差約１５ｍで黒く光る岩肌が印象的であ
るが真っ直ぐ切り立ったこの滝の左を登り上へと出る。

さらに上流へと登り途中から右の稜線を目指し最初
の滝の上へと大きく高巻く。

急な斜面を横切り小さな沢をいくつか越え３つ目の滝
に着いたのは歩きはじめて５時間後である。

１つ目の滝の上にあるこの滝も３０ｍを超える落差を
持つ滝でしばらく感激しながらシャッターを切る。

そしてまた対岸の斜面を登り１つ目の分岐点へと下っ
て行く。

やっと林道に到着し今登った山を眺めると大きく、そし
て高くその上全ての斜面が急斜面で簡単には近づけ
ない山であることが判る。