矢島町鶯川赤滝、イワヒゲの滝、七釜の滝（２００２．９．７）
　
　矢島町からスキー場の方へ登って行くと鳥海山祓川登山口である。道路は舗装しているが狭いので十分注意して進む。
途中に善神沼入り口、中島台レクリエーション基地への道路などと交差するがそこを通過して行くと祓川登山道入り口の大
きな駐車場に到着する。
　
　祓川山荘の前を通り木道の登山道を進んで行くが両側には今ミヤマリンドウウメバチソウが真っ盛りである。
　
　木道を過ぎ湧き水のところまで来ると真っ直ぐ進む登山道とは別に左の沢の方へ行く山道があるのでそこを下って行く。
　
　途中で道路は見えなくなるが川へ降りると最初の滝５ｍぐらいの滝に出会う。
　
　この滝を登り５分も行くと川は２つに分かれ前方に落差１０ｍぐらいの赤滝が現れる。この赤滝も鳥海山の麓にある滝と同
様で直線的に落ちる滝である。
　　　　　
　　　　　赤滝下流　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤滝　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤滝左

　　
　　　　シオガマギク　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダイモンジソウ

　この赤滝は左の沢に少し登り右に巻いて上に出る。
　
　上に出ると沢はまた二つに分かれるが地図で確認するとイワヒゲの滝は左の沢の方なので左の沢に登って行くが途中
で完全に水が涸れる。
　
　 水がないので間違っただろうと思い先ほどの右の沢に向かってヤブこぎをするが木が込み合っているのできつい。
　
　１０分ぐらいで湿原に出て今度はこの沢の上流を目指してゴーロの上を上って行く。
　
　しばらく登って行くとまた湿原に出たがもう一度地図を見るとやはり最初の左の沢が目的の沢のようであるのでまた方向
を転換する。
　
　 湿原を左に進んで行くとかすかに踏み後があり、そこを進んで沢へ降りるとまもなくイワヒゲの滝が目の前に現れる。
　
　しかし残念ながら全く水のない涸れ滝である。やはり春の雪解けの時以外は水の流れがない滝のようである。
　
　この滝に見切りをつけ滝の右上部を通っている祓川登山道へ出ようということになりまたヤブこぎになったがそばにあるは
ずの登山道になかなか着かない。
　
　　上に登って行くはずが少し下の方に降りて行ってしまったのでかなりの距離を登山道と並行して歩いてしまったのである。
　
　 やはり正確に地図を読まないととんでもないところへ出るんだと改めて思い知らされる。
　
　やっと登山道へ出て今度は七ツ釜避難小屋を目指す。
　
　急な登山道を登り七ツ釜避難小屋に着いたのが約４時間後の１２時である。
　
　先ず小屋には入らず七ツ釜の滝へと少し下るがここも水がなく今回は涸れ滝紀行であった。
　　　　
　　　　　　イワヒゲの滝　　　　　　　　　　　　　　　　　　　七ツ釜の滝　　　　　　　　　　　　　　　　オヤマリンドウ
　　　
　 滝の収穫　３つ　現在　４８３　

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