白地山（２００２．９．１５，１６）
　
　２年前から朝焼けの十和田湖の写真を撮りたいと思い、今回やっと実現したが、成果のほどはあんまり芳しくなかった。
　
　小坂町から樹海ラインに乗り発荷峠へと向かう。途中に白雲亭、紫雲亭などの展望台があるが白地山への登山道の途中に
あるのが白雲亭である。
　
　登山道入り口のところには駐車場があり約１０台ぐらいの車が駐車できる。
　
　いよいよ白地山山頂を目指して登山を開始する。今日は泊まる予定で来ているので荷物が多く足取りも重い。
　
　約３０分で白雲亭に到着である。ここから見る景色は発荷峠から見る景色とは少し趣が異なり湖面に突き出た２つの半島、
中山半島と御倉半島が少し大きめに見える。

　　　　　　　　　　　　　　白雲亭展望台からの十和田湖
　

　登山道入り口にあった案内標識に白地山まで７．１ｋｍという距離の長さにおそれをなし、また上に行っても見晴らしがあ
まり良くないと言われたことなどもあり、今日はこの白雲亭の四阿に泊まる事に決める。
　
　ここに泊まると決めたらなんとなく拍子抜けの感はあったが身を軽くして頂上を目指す。
　
　登山道は急な登りなどはあまりなく坦々としており順調に距離を稼いで、ミソナゲ峠、白地山展望台まで約１時間半ぐらい
で到着する。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白地山展望台からの十和田湖

　途中、あまり見晴らしのいい場所はなく景観を楽しむ場所はなかったが、この白地山展望台に来て初めて重い荷物を
背負って来なかったことに後悔の念が湧く。
　
　この場所は、十和田湖の全景と八甲田山の山並み、八幡平の山並みまで見渡せるすばらしい場所でここから夕焼け、
朝焼けを見るとどんなにいいだろうと思うとなかなか離れられない。
　
　やっと経過する時間が気になり頂上を目指す。
　
　湿原の中に敷かれた木道を歩き約３０分で頂上に到着する。
　
　この頂上も十和田湖こそ見えないが３６０度のパノラマが広がるなかなかの場所である。
　
　　ちょっと寒かったがビールで祝杯を揚げ早々に頂上から下山する。
　
　帰りはかなりのスピードで下山したので白雲亭の四阿に着いたのは４時過ぎでカメラの準備と寝支度を整えてから夕食
の準備にかかる。
　
　今日の料理は、花輪市内のホルモン焼肉「幸楽」で仕入れたホルモンにキャベツを加えた焼肉でニンニクの利いたホル
モンが酒量をどんどん増やし今日もまた酩酊状態でテントに潜る。
　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　休屋夜景　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　光る湖面

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　橙色の湖面　

　朝５時、今まで靄のかかっていた湖面が一瞬、橙色に染まる。期待どおりの光景であるがほんの一瞬である。
　
　その後、同じ光景を期待しカメラを構えたがもう二度と現れることはなく、湖面はだんだん白さを増していく。
　
　諦めてテントを片付け朝食の後、展望台を後にする。

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