岩手県早池峰山（２００２．６．２８）
　
　昨年は、北海道の大雪山、青森の岩木山に登ったので今年も１回ぐらいは県外の山に登ってみようということになり今回
の登山となった。
　
　土曜、日曜はものすごい人の数と聞いたので今回はあえて金曜日に出かけることにする。
　
　秋田を４時３０分に出発し高速道路で北上経由紫波インターへ。約１時間半でインターに着いたが、その後、早池峰まで
の連絡道路が分からず迷いながら河原の坊の駐車場に着いたのが８時である。
　
　早速、着替え駐車場から小田越に向かって歩き出す頃にはすっかり頂上の雲も上がり上々の登山日和である。
　
　舗装の上を約３０分歩くと小田越登山口に到着である。いよいよこれからが本格的な登りとなるが、急な登りはなく歩き
やすい登山道である。
　
　約１時間ぐらいトドマツの樹林の中を登って行くが、この樹林が低くなったと思うと視界は一気に開け、向かいの薬師岳、
目指す早池峰山頂が目前に迫ってくる。
　

　お花畠もいよいよここから始まり、先ず最初にミヤマオダマキ、ミヤマキンバイなどが現れ、高度が上がってくるにつれミヤ
マシオガマ、ミヤマアズマギク、イワウメ、ナンブイヌナズナなどが現れるようになる。いろいろな山へ行っているがこのように
花の密度の濃い場所は初めてである。ただ肝心のハヤチネウスユキソウは時期が早いせいかあまり見られない。
　
　　　
　　　ミヤマオダマキ　　　　　　　　　　　　　　　ミヤマシオガマ　と　コイワベンケイ　　　　　　　　　　ミヤマアズマギク

　　　　　
　　　　　　　イワウメ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ナンブイヌナズナ　　　　　　　　　　　　　ハヤチネウスユキソウ

登山口から約２時間半で頂上に到着である。雲の合間からときどき下の景色が見えるもののだんだん雲行きがあやしくなっ
てきたので昼食の後早々に下山する。

　
　小田越コースから見た河原の坊のコースは相当急斜面であると分かっていたが、同じところを下るのもシャクなので結局
河原の坊へ下ることにする。見た目より急斜面が長くさらに下へ来ると名前のとおり河原の中を歩くのでかなりきつい下山
であった。