　皆瀬村大滝沢（２００１．８．４）
　
　今回で皆瀬村春川への遡行は４回目であるが、今回は前３回と経路を変えてのトライとなる。前３回は、皆瀬村大湯温泉を
過ぎたところから皆瀬川沿いに軌道の跡を進み上流へと目指したが、今回は国道３９８号線から林道の短絡コースを通り直接
皆瀬川中流域へ降りるコースにトライする。

大湯温泉から栗駒有料道路の方へ登っていき途中から右折すると宮城県花山峠へと続くが、その途中に道路からは見えな
いが田代沼というとろころがあり、その入り口の向かいに川へと続く田代沢林道の標識があるのでそこを下って行く。

　標識には終点まで３．９ｋｍの表示があり、途中にはあまり間違うような場所はないが、１カ所だけ２つに分かれる場所があ
るのでそこは右の下の方へと進む。しばらくは右の方に見える田代沢、小田沢などを見ながら進んでいくが林道は行き止まり
になるのでそこに駐車する。

　この林道の終点から川の方へはさらに山道が続いているので、そこを約１０分ぐらい降りていくと皆瀬川本流中流域に出る。
　
　対岸にある軌道跡へ出るには川に沿って杉林の中を上流へと進み浅瀬を渡ることになるが、水量が多いと渡れないので天気
予報をあらかじめ見ていくなど十分な注意が必要である。川を渡り軌道跡に出て約２０分ぐらい上流へと進むと大きなミズナラの
木の根が支流の沢に伸び出ているところがあるがこの沢が大滝沢である。

　沢を登り約１０分で最初の滝に到着する。約７ｍぐらいの滝で一見直登できそうであるが下のプールが深いので向かって左
の斜面を登り滝上に出る。さらに遡って行くと小さな滝がいくつか現れるが、全部直登しながら進んでいくと川は右側に大きく
折れる場所があり、その正面に目的の滝が姿を現す。

　約７０ｍの滝は形、迫力ともに申し分なく、久しぶりに出会う大きな滝にしばらくは感嘆しながらビールで祝杯を上げる。
　大滝沢入り口から滝までは約１時間の所要時間である。
　